フリーのマウスジェスチャーソフト『MouseGestureL.ahk』導入と設定方法

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PCを効率良く操作する方法の1つに、マウスジェスチャーを設定するというものがあります。

例えば、通常画面を閉じる時には、右上の小さなポイントにマウスを持っていく必要がありますが、マウスジェスチャーを使えばポインターの位置にとらわれず、特定の操作をするだけでウインドウを閉じることが出来るようになります。

インターネットブラウザでは、デフォルトで、或いは拡張機能として用意されているものであり、実際使っている人も多いと思いますが、普段のPCの操作やファイル編集、管理にもマウスジェスチャーを用いている人は案外少ないのではないでしょうか。

今回紹介する『MouseGestureL.ahk』は、マウスジェスチャーをPC操作のあらゆる場面で使うことの出来る優れもののツールです。
使いこなすには少々面倒な設定が必要ですが、そのぶんPCでの作業効率が大幅に向上すること請け合いです。

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MouseGestureL.ahkとは

上述した通り、PC操作のあらゆる場面でマウスジェスチャーが設定出来るフリーソフトです。

普通のマウスジェスチャーソフトより、複雑で高度な操作も設定出来ます。
とにかく設定の自由度が高く、それこそMouseGestureL.ahkで設定出来ないPC操作は(実用に耐えうるかは別にして)無いと思います。

右手だけでPCを自在に操る事が出来るので、使い甲斐があるツールです。

MouseGestureL.ahkの導入方法

Windows8 Windows10共に動く模様

私はメインPC・Windows8.1、サブノート・Windows10の両OSで使っています。

配布ページに特に書かれていない以上絶対とは言い切れませんが、問題なく動くと言っても良いのではないでしょうか。

MouseGestureL.ahkのダウンロード

まずは、MouseGestureL.ahkの配布ページからダウンロードです。
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Vectorのダウンロードページに飛ぶので、このソフトを今すぐダウンロードをクリックします。
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MouseGestureL.ahkはインストール不要

レジストリは不使用なので、USBメモリに入れて持ち運べます。
PCを汚さなくて済むという点でも優れたツールですね。

『MGLahk○○○(ver数値).zip』を任意のフォルダに解凍します。

Dropbox等と同期しているフォルダに解凍すれば、複数のPCで同じジェスチャー設定を使いまわす事も出来るのでオススメです。

MouseGestureL.exeを作成

解凍されたフォルダを開き、『Setup.vbs』を実行します。
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『MouseGestureL.ahk』のインストールというダイアログが表示されますのでOKを選択。
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すると、フォルダ内に『MouseGestureL.exe』という実行ファイルが生成されると同時に、自動でソフトが起動します。
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MouseGestureL.exeの手動作成

『Setup.vbs』が正常に動作しない場合の『MouseGestureL.exe』の作成手順です。

上記の操作で『MouseGestureL.exe』が問題なく作成された場合は飛ばしてください。

MouseGestureL.ahkの配布ページの中ほどにある手動インストールの項目より、お使いのOSに合った『AotoHotkey』をダウンロードします。
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ダウンロードされた『AutoHotkey112306.zip』を解凍すると、『AutoHotkey.exe』だけが入ったフォルダが生成されます。
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この『AutoHotkey.exe』を『MouseGestureL.exe』にリネームして、最初に解凍した『MouseGestureL』フォルダ内に移動させます。
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最後に『MouseGestureL.exe』が普通に立ち上がるか確認しましょう。

初期で設定されているジェスチャーについて

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上の画像のように、『MouseGestureL.ahk』はデフォルトで幾つかのマウスジェスチャーが設定されています。

一応解説しますと、

右クリック
ウィンドウをアクティブに。
全てのジェスチャーの起点だと思う。

右クリックしながら左クリック
ウィンドウを閉じる。
Alt + F4 や右上の×をクリックした時に近い挙動で、ブラウザでタブを複数開いていようがお構いなし。
指のちょっとした痙攣でプログラムを終了させかねない、非常にスリリングな初期設定。
『右クリックしながら↓→』辺りに設定変更した方が良いと思う。

右クリックしながら←
1つ前のページに戻る、いわゆるブラウザバック。
ネットサーフィンの時に多用するであろう便利コマンドだが、PCのフォルダ閲覧時にも有効。

右クリックしながら→
進む。ブラウザバックから元のページに戻りたい時に。
こちらもよく使う。

右クリックしながら↑
ページの一番上まで瞬時にスクロール。

右クリックしながら↓
ページの一番下まで瞬時にスクロール。

右クリックしながら→↑
直前のアクティブウィンドウを復元。
個人的には余り使わない。

右クリックしながら→↓
ウィンドウの最小化。
覗きこまれたらヤバいサイトを開いてる時に他人の気配を感じた時、素早く繰り出せるよう日頃から訓練しておきたい。

これ以外のジェスチャーについては、空白(設定がされていない)です。
空いているところにお好みの設定を割り当てても良し、消してオリジナルのジェスチャーを作っても良しでしょう。
とりあえず、デフォルトで最低限の設定はすでに成されています。

あくまで個人的な意見ですが、初期設定だと誤操作が多発しそうな『ウィンドウを閉じる』については変更する事をオススメします。

MouseGestureL.ahk設定方法・使い方

ウィンドウを閉じるを設定する

という訳で、ウィンドウを閉じるを『右クリックしながら↓→』に実際に設定してみます。

すでに『RB_↓→』という名称の何もスクリプトが設定されていない空きジェスチャーが用意されていますが、0からジェスチャーを作ってみます。

とりあえず、デフォルトの『RB_LB』と『RB_↓→』は消してしまいましょう。
右クリック→削除です。
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以後、MouseGestureL.ahkの設定画面に倣って、

マウスの動きを『ジェスチャー』
実行される動作を『スクリプト』と呼びます。

ジェスチャーの設定

メインタブの真ん中『ジェスチャー』で右クリックし、『新規ジェスチャー』を選びます。
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すると自動的にジェスチャータブに飛びます。
ひとまず、ジェスチャー名を付けます。
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今回はわかりやすいよう『右クリック↓→画面閉じる』としました。

次にマウスをどう動かすのか、即ちジェスチャーの設定です。
今回は『右クリック押しながら↓→』としたいので、まずはトリガ操作より『右ボタン押し下げ』をダブルクリックします。
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次にカーソル移動の設定です。
ウィンドウ下のカーソル移動部分で『↓』『→』とクリックします。
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『ボタンのどれか1つ放す』をクリック。
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これを設定しないと、マウスを動かした時点でジェスチャーが実行されてしまい、勝手にウィンドウ閉じてんよ~となってしまいます。
ボタンを放して初めてジェスチャーが実行されるように設定するのが基本です。

最後に『追加』をクリック。
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これでジェスチャーの設定は完了です。

『RB_DR_』となっている事を確認して下さい。

スクリプトの設定

ジェスチャーに割り当てるスクリプト(今回の場合は画面を閉じる)を設定します。

メインタブへ行き、先ほど設定したジェスチャーを選択します。
左画面のターゲットを選択、ひとまず『Default』です。
最後に右画面の追加をクリックします。
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上画像を参考にどうぞ。
右に行ったり左に行ったり、ちょっと分かりにくいですね……。

さて、ターゲットの追加が終わったら、下画面の『アクションスクリプト』です。

一番下の選択ボックスから『ウィンドウを閉じる』を探し出して、右の追加をクリックします。
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すると『アクションスクリプト』欄に

;ウィンドウを閉じる
WinClose

と表示されます。

その表示を確認出来たら更新を押し、最後に右下のOKを押して設定画面を閉じます。
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これでマウスジェスチャーが1つ完成しました。

実際に意図した通りに動作するか、確認してみましょう。

マウスは、最低でも4ボタン以上のものがオススメ

4ボタン以上というのはコレです、赤い部分
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画像のように親指で横に押し込む、左クリック・右クリック・ホイールに続く第4の親指ボタンです。

左クリックは『選択・決定』で最もよく使うので、ジェスチャーのトリガーにするのは好ましくありません。
ホイールはホイールで押しこむのが少し難しく、常用には余り向かないと思います。

結果的にジェスチャーのトリガーは右クリックに偏る事になりますが、沢山の設定していくと段々とジェスチャーが複雑化していくことでしょう。

ジェスチャーが複雑になりすぎて、操作に時間が掛かるのは本末転倒なので、私は親指部分にボタンがある多ボタンマウスを使っています。

ある程度はジェスチャーの簡略化に繋がるハズ。

まとめ

当記事ではMouseGestureL.ahkの導入方法と、最も基本的なマウスジェスチャーの1つ『ウィンドウを閉じる』を通して、設定方法も解説してみました。
設定方法が少し複雑ですが、手順さえ分かれば工夫次第でPCの操作性が飛躍的に上がると思います。

という訳で、『MouseGestureL.ahk』のご紹介でした。

『同じジェスチャーでアプリケーション毎に異なる動作をさせる設定方法』と題して、もう少し突っ込んだ内容の記事を作成してみました。
もしよろしければ、合わせてお読み下さい。

『MouseGestureL.ahk』同じジェスチャーでアプリケーション毎に異なる動作をさせる設定方法
当ブログで、少し前にこんな記事を書きました。 『MouseGestureL.ahk』のインストール方法と基本的な設定方法を解説...