面倒なパスワード管理は無料ソフト『KeePass』で。自動入力にも対応

KeePass Password Safe (1)-min

インターネット上のサービスを利用する上で頭を悩ませる問題の1つにパスワードをはじめとするログイン情報の管理があります。
便利なサービスが次々にリリースされる昨今、会員登録するサイトの数も膨れ上がるばかり。

数が数だけに記憶力ではどうにもならず、キケンと知りながらも何処かにメモを残したりパスワードを統一している方も少なく無いと思います。
私もそんな一人でしたが、そろそろ不正アクセス対策を考えようと思い、フリーのソフトを探していました。

色々候補はあったのですが、個人的にはKeePassがわかりやすく、便利だったので紹介したいと思います。

利用する上で覚えなければならないパスワードは1つだけ。
ログイン画面ではワンタッチでユーザー名とパスワードを自動入力。

とても快適です。

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KeePassとは

正式名称『KeePass Password Safe』は、複数のログイン情報を一括で管理できる無料のパスワード管理ツールです。
今回はWindows版の紹介ですが、スマートフォン版もあります。
クラウドストレージを介して同期する事も可能です。

パスワード管理ツールの『KeePass』をAndroid・PC間で同期する方法
外出中にネット銀行の振込手続き等、ログインをしなければ出来ない用事を思い出す事があります。 帰宅するまで覚えていれば良いのですが、私の場合...

KeePassに入力されたログイン情報はAES-256bit形式で暗号化された上で保存されるので、テキストファイルで保存するより遥かに安全です。

設定次第で、解析に年単位の時間が必要になるようです。

KeePassのインストール

配布ページよりKeePassをダウンロードします。
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インストーラー版とポータブル版があります。
この辺は好みだと思いますが、USB等で持ち運べてPCを汚さないポータブル版を個人的にはオススメします。
ダウンロードしたファイルを任意のフォルダに展開したら、インストールは完了です。

KeePassの日本語化

KeePassは日本語のUIをデフォルトで持っていません。
別途用意する必要があります。

画面左の『Translation』をクリック。
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Japaneseはリストの中ほどにあります。
画面右側のリンクをクリックすると、『KeePass-○.○○(バージョン)-Japanese.zip』がダウンロードされます。
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ダンロードした『KeePass-○.○○-Japanese.zip』を解凍すると出てくる『Japanese.lngx』をKeePassのインストールフォルダに移動させます。
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KeePass.exeをダブルクリックします。
オートでアップデートチェックしますか?みたいな事を聞かれるのでお好きな方を選びます。
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KeePassが立ち上がります。

日本語化するには、View→Change Launguageと進み、Japaneseを選択。
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すると再起動を促されるので、はい(Y)を選択で日本語化完了です。

KeePassの使い方

左上のファイルから新規、もしくは白紙のようなアイコンを選択し、まずはデータベースを作成します。
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好きな場所に好きな名前で保存しましょう。
GoogleDriveやDropBoxを保存先に選ぶと、他の端末と同期が出来て便利かもしれません。

マスターキーの設定

データベースの保存先を決めたら複合マスターキーを作成という入力フォームが現れます。
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ここで入力する情報がKeePassを使う上で必要な全てです。

入力した情報を忘れると大変な事になります。

自分だけが分かるパスワードを、慎重に入力しましょう。

文字列での解除キーだけでなく、ファイルを用いた解除方式も設定できます。

キーファイル/提供元の下にある作成(C)をクリックします。
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保存先を聞かれるので、任意のファイル名と場所を指定します。

すると、エントロピーの収集という画面が立ち上がります。
左側の画面でマウスを動かすと、下の生成されたビットのゲージが右に向かって伸びるので、気が済むまで動かします。
更に強固なキーファイルが必要なら、右の入力フォームで適当にタイピングです。
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最後のOKをクリックすると、キーファイルが生成されます。
少しの加工を加えただけでもキーとして機能しなくなるので、ファイルの取り扱いには注意して下さい。

パスワード、キーファイルを設定したらOKをクリックし、次に進みます。

ログイン情報を登録する

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上のような画面が出ますが、そのままOKを押して構いません。

ログイン情報を入力します。
右画面で右クリックを押し、エントリーを追加を選択します。
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タイトル、ユーザー名、パスワードを入力します。
URLも入力するに越したことはありませんが、空欄でも動作はするようです。

登録が完了する度に、ファイルの保存をすることをオススメします。
突然のエラーでKeePassが落ちないとも限りませんので。
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ログイン方法

ログイン情報を登録したら、リストが作成されます。
ユーザー名、パスワードをダブルクリックすることでコピペの要領でログイン出来る他、右クリックの自動入力の実行で素早くログイン出来ます。
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これだけでも大助かりですが、KeePassにはキーボードショートカットを使った自動入力機能があります。

入力フォームをクリックし、

Ctrl + Alt + A

を押すだけです。

いちいちデータベースを開いてマウス操作をする必要もありません。

このショートカットを利用した自動入力機能ですが、使うためにはタイトルの付け方がポイントになります。
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Ctrl + Alt + A  を使った自動入力

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上の画面は楽天カード会員専用のログインフォームです。

なのでKeePassにも楽天カードのタイトルで登録したくなりますが、そうすると自動入力が出来ません。
自動入力をするためには、KeePass側のタイトルとログイン画面のページタイトルが部分的に一致している必要があります。

ページタイトルとはここの事です。
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楽天e-NAVI:ログイン画面となっています。
楽天カードとは一言も書いてないので、自動入力出来ないという理屈らしいです。
URLを正しく設定しても機能しません。

なので、KeePass側のタイトルも楽天e-NAVI:ログイン画面と直してやると、自動入力が出来るようになります。
部分一致でOKなので、楽天e-NAVIでも可です。
リストを眺めた時に、すぐ分かるようなタイトルを上手く考えたいところです。

パスワード自動生成

KeePassにはパスワードを自動生成する機能も備わっています。
画面右の小さなアイコンをクリックし、パスワード生成画面を開きます。
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利用するサイトのフォーマットにあったパスワードを生成します。
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OKを押せばエントリーの編集画面に戻ります。

●●●のアイコンをクリックして、パスワードが変わっていることを確認し、コピペ等で利用するサイトのパスワードを変更します。
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詳しいパスワードの変更方法は、各ご利用のサイトにてご確認下さい。

まとめ

今まで使わなかった事を後悔しそうになるほど便利です。
セキュリティ面で一段階レベルが上がった安心感もありますが、自動入力によりログイン情報が高速で入力されていく様は視覚的な意味でも楽しいツールでした。